陸自調査団派遣隊ブログ

自衛隊を中心に、防衛・防災に関連する内容を掲載しています。 自衛隊での駐屯地創立記念や航空祭、消防や警察、海上保安庁も含む防災訓練などについてもふれていきます。

陸上自衛隊

「平成28年度 自衛隊記念日 観閲式 方面統一訓練」徒歩行進

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2016年10月13日(木)に行われた、一般公開予行行事、
「平成28年度 自衛隊記念日 観閲式 方面統一訓練」

観閲式の式典後に、観閲行進が開始されます。
観閲行進は、まず「徒歩部隊」からです。

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最初に行進して来た部隊は、「陸海空合同音楽隊」です。

陸上自衛隊 中央音楽隊、海上自衛隊 東京音楽隊、航空自衛隊 航空中央音楽隊
この、三自衛隊の混成部隊により、「行進曲 凱旋」を演奏しながら進みます。

観閲台を通過した後に、行進部隊の演奏を行う位置へ移動。
これから、行進してくる部隊の行進曲を演奏します。

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観閲行進を指揮する「観閲部隊本部」が車両で前進。
82式指揮通信車に、陸将補の搭乗されています。

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続いて、自衛隊の教育機関で学ばれている、学生・生徒の部隊です。

「防衛大学校学生隊」が行進していきます。
神奈川県 横須賀市に所在する、防衛大学校の学生達です。

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先頭は学校旗を掲げ、後に続く学生達は、64式7.62mm小銃を携行しています。

2016年11月19・20日(土・日)には、平成28年度 開校記念祭が行われます。
訓練展示、観閲式、伝統の棒倒しなど、他の学園祭とは異なる特徴のある内容です。

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続く部隊は、「防衛医科大学校学生隊」です。

制服などは似ていますが、医大生という事で小銃を携行せず、
医薬品などを収めた、白い救急鞄を持っています。

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学び舎の部隊最後は、「高等工科学校生徒隊」です。
防衛大学校学生隊とは異なり、89式5.56mm小銃を携行します。

神奈川県 横須賀市の武山駐屯地に所在する、高等工科学校の生徒達です。
中学卒業後に、全寮制の高校卒業資格の取れる、自衛隊教育学校です。

高等工科学校の創立記念行事は、9月25日(日)に行われました。

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学生・生徒の行進が終わると、自衛隊の各部隊が続きます。
「陸上自衛隊 普通科部隊」が行進して来ました。

音楽隊の演奏する曲は各自衛隊で異なります。
学生部隊の時からですが、陸上自衛隊は「陸軍分列行進曲 扶桑歌」です。

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普通科部隊は、89式5.56mm小銃を携行します。
襟元の赤いスカーフは、血の色を意味しています。

特科は火薬を意味する黄色など、職種により違いが分かります。

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普通科に続いて進むのは「陸上自衛隊 空挺部隊」です。

自衛隊唯一の、パラシュート降下を行う、第1空挺団の隊員達です。
鉄帽には、空挺団の証「空挺記章」が描かれています。

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先頭の部隊長は、9mm機関拳銃を携行。
続く隊員達も、銃床が折り畳まれた、89式5.56mm小銃を携行します。

中央即応集団(CRF)の特殊部隊で、千葉県 船橋市の習志野駐屯地に本部があります。

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建物やヘリからロープ降下するレンジャー隊員。
その、レンジャー資格と空挺を併せ持つ、
空挺レンジャーというエリートも存在します。

陸上自衛隊 広報センターでも、習志野駐屯地見学ツアーが行われます。
11mの跳び出し塔からの、降下体験もできます。

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「海上自衛隊部隊」が続いて、行進して来ました。
演奏音楽も「行進曲 軍艦」に変わります。

自衛艦旗を掲げた隊員が先導して、行進していきます。

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携行している小銃も、64式7.62mm小銃です。
先導する、部隊長などが腰に携帯する拳銃も、白いホルスターに入っています。

海上自衛隊の制服は、やっぱりカッコいいです。

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「航空自衛隊部隊」が行進して来ました。
海上自衛隊部隊同様に、64式7.62mm小銃です。

演奏曲は「行進曲 大空」に変わります。

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陸上自衛隊が緑、海上自衛隊が黒、航空自衛隊が紺。

制服のデザインや色は異なり、それぞれに良さがあります。

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徒歩部隊最後は、「女性自衛官部隊」
女性自衛官部隊の最初は、陸上自衛隊女性自衛官です。

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続いて、海上自衛隊女性自衛官です。

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最後は、航空自衛隊女性自衛官です。

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女性自衛官部隊と分けられていますが、
時代に合わせて変わっていくのでしょうか。

女性自衛官の人数も増えて、各部隊長にも女性が多くなるなど、
企業での、管理職等の執行役員の扱いと同じだと思います。

徒歩部隊が終わると、観閲飛行の航空機が上空を通過します。
それは、また次回で。


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「平成28年度 自衛隊記念日 観閲式 方面統一訓練」式典概要

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2016年10月23日(日)
に、朝霞駐屯地隣接の朝霞訓練場で、
「平成28年度 自衛隊記念日 観閲式」が行われます。

実施までの期間には、部隊での予行が何度となく行われています。

10月13日(木)には、国民に観閲式の概要を理解してもらう意味も込め、
一般観覧のできる公開訓練が行われました。

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数日前から、近隣の朝霞市・和光市・新座市で入場券の配布が行われました。
一般公開と言っても、入場券が無いと入れません。

本番では、総理大臣も来られるので、
持ち物検査や液体の持ち込みに、非常に厳しい警戒体勢が取られています。

今回の「方面統一訓練」では、観覧席の色指定はありませんが、
16日(日)の総合予行と、23日(日)観閲式本番では、
観覧席の券による指定があります。

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市による配布で貰える入場券は「緑券」が一般的で、
画像の辺りの観閲台からとても遠い席です。

観閲行進に参加する車両が待機していて、行進前に良く見える席でもあります。

16日などに行かれる方は席を離れる場合に、
入場券の半券は必ず携帯して下さい。

戻れなくなる場合がありますので、ご注意下さい。

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7時開門でしたが、時間前から多くの方々がすでに列ばれていました。
席確保のため、遅くても9時には入門していた方がいいです。

9時30分頃から、観閲部隊が続々と入場して来ます。

防衛大学校、防衛医科大学校、高等工科学校と、
観閲行進を行う順番で続々と入場します。

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陸上自衛隊の普通科部隊、空挺部隊、海上自衛隊部隊、航空自衛隊部隊、
女性自衛官部隊と、総勢3000名以上が整列します。

観閲行進も整った行進で素晴らしいですが、
会場に入ってくる様子も見て頂きたいです。

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そして、最後に入場してくるのが、陸海空自衛隊混成音楽隊です。
三自衛隊の精鋭音楽隊がそろって行進します。

演奏しながら行進する、プロのマーチングバンドが、
この人数で見られるのも、観閲式の醍醐味です。

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全観閲部隊が入場して整列しました。

そこへ、観閲部隊指揮官である、陸将補が車両で入場。
指揮官へ栄誉礼が行われ、観閲部隊が演奏と共に栄誉礼をします。

「栄誉礼冠譜 及び 祖国」が演奏され、この時は2回行います。

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続いて、国旗が陸海空の6名の隊員により入場。
演習用国旗入場と放送ありましたので、本番とは異なる物を使用しています。

国旗を持つ隊員以外は、小銃を携行しています。

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続いて、観閲式執行者が入場。
実際は、陸将が務めるのですが、訓練という事もあり、代理で行われます。

執行者へ、演奏と共に栄誉礼が行われます。
「栄誉礼冠譜 及び 祖国」は3回行います。

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ここからは、創立記念行事で行われる、
駐屯地司令への簡易栄誉礼とは異なります。

特別儀仗隊が、中央音楽隊ラッパ吹奏の先導で入場して来ます。

特別儀仗隊は、第302保安警務中隊という、
総理大臣や国賓を迎えるための儀仗部隊です。

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特別儀仗隊の迎える準備が整うと、
会場奥から物々しい警備で車両が入場して来ます。

この時実際には、観閲官である、内閣総理大臣が5つ星の車両に乗車して来ます。

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観閲官(総理大臣)が観閲台に立つと、儀仗隊が捧げ銃をします。
画像に見える部隊が右方向に、あと2小隊います。

中央音楽隊がラッパ吹奏をして、栄誉礼が行われます。
「栄誉礼冠譜 及び 祖国」は4回です。

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栄誉礼後に、観閲官は観閲台へ登壇します。

先程、入場し来てた国旗とは別に、国旗掲揚も国歌吹奏と共に実施。
来場者も含めて起立し、国旗に注目します。

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観閲部隊が一同に、国旗へ敬礼する姿も凄いです。

観閲台方向から見られると、観閲台方向へ注目している様子が分かります。

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創立記念行事でも行われる「巡閲」の実施です。
黒塗りオープンカーに乗車した観閲官(総理大臣)に、
部隊の士気を見て頂きます。

巡閲では「巡閲の譜」を演奏しながら、部隊前を進みます。

これらの観閲式で使われている音楽は「サウンドギャラリー」で聴けます。
<陸上自衛隊サウンドギャラリーはこちら>

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巡閲後に、観閲台で観閲官の「祝辞」が行われます。

方面統一訓連では、総務部室長が観閲式の概要を説明する内容でした。
本場では、総理大臣が実際に行います。

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この後、観閲行進のため、部隊が観閲行進準備に移ります。
徒歩部隊と車両部隊が行進開始位置へ移動していきます。

この時はまだ、総理大臣は観閲台にいて、行進を見守っています。
行進後に、再度、栄誉礼を行って総理大臣が退場されます。

観閲式の流れはこの様な感じです。
観閲行進や観閲飛行は、次で紹介します。




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旧日本軍士官学校|振武台と修武台記念館を訪れて

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自衛隊の基地や駐屯地は、旧日本軍が使用していた場所を受け継いでいる所が多いです。
航空機の滑走路がそのまま、敷地内の道路になっている事もあります。

陸上自衛隊 朝霞駐屯地と、航空自衛隊 入間基地にはそれぞれ士官学校がありました。
この画像は、朝霞駐屯地にある、陸軍予科士官学校跡地にある「振武台記念館」です。

建物自体は当時はここには無く、座間から米軍に解体される前に朝霞後へ移築された、
皇族の方の宿舎を記念館にしています。

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この地には元々、当時は東洋一と言われていた「東京ゴルフ倶楽部」があり、
朝霞駐屯地と隣接の訓練場とを併せて、コースになっていました。

朝霞は「膝折(ひざおり)宿」と呼ばれる場所でした。
昔、武将が乗っていた馬の膝が折れたとの言い伝えで、膝折となった様です。
様々な重要な地域への分岐点であり、道が膝(肘)などの折れ道だからという話もあります。

膝折という言葉が縁起が悪いため、東京ゴルフ倶楽部に関わりの深い皇族の、
「朝香宮鳩彦王」から「朝霞」へと地名が改められました。
同じ「朝香」では恐れ多いため、霞(かすみ)が良く出る地域という事から、
「朝香→朝霞」と字が変えられました。

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ちなみに、東京ゴルフ倶楽部では、ベーブ・ルースもプレイされました。

1941年に、日本陸軍予科士官学校を、市ヶ谷から移転。
首都本部に近くて広い土地として、朝霞が選ばれました。
この、陸軍予科士官学校には、韓国の朴槿恵大統領の父親、朴正煕も学ばれたそうです。

画像の資料館前の石柱は、当時の士官学校時の門柱で、
一枚岩を積み重ねて作られています。 造るの大変そうですね。

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太平洋戦争が終わり、予科士官学校跡地は、GHQにより接収されて
米陸軍の「キャンプ・ドレイク」が駐屯します。

その後、一時的に自衛隊も共同で使用しますが、全面的に変換されて今に至ります。

振武台資料館内には、当時の貴重な資料や、歴史などの説明が見られます。
士官学校で学ばれた方々の血判が押された、署名も展示されていて、息を飲みます。

屋外には、射程7kmの105mm砲「九九式十糎山砲」があります。
他にも、石碑や記念碑なども見学する事ができます。

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館内は撮影禁止ですが、陸上自衛隊 広報センターの管理となり、
休館日以外は、来館して申し込むと案内してもらえるツアーをやっています。

広報の隊員同行のツアーが、
11:20~12:15|13:00~13:55|15:20~16:15
自由見学ツアーが、
10:00~11:00|14:00~15:00
<広報センター りっくんランド振武台見学詳細>

無料で、歴史を知り・学べる貴重な施設なので、訪れてみて下さい。

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こちらは、航空自衛隊 入間基地にある「修武台記念館」です。
陸軍航空士官学校跡地に建てられています。

この綺麗な建物自体は新しく、2012年に建て替えられ開館しました。
陸軍航空士官学校本部を再現されています。

2012年以前は木造の資料館で、入間航空祭などで自由に見学できました。
現在は、隊員の教育を目的としているため、通常は一般の見学はできません。

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航空祭時には、修武台記念館前の展示航空機は見学できます。
規制線が張ってあり、記念館にはある程度しか近寄る事もできません。

2016年9月26日(月)に、入間基地の募集イベントに応募当選し、
館内を見学する機会がありました。

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隊員教育と借りている展示資料も多いため、館内は撮影できません。
しかし、航空機を展示している保管庫は撮影ができました。

多人数のツアーで、最初に1階のガイダンスシアターで、15分程の映像を視聴。
航空機発祥の歴史から始まり、戦争に気球・飛行船が使われ、航空機へと発展。

太平洋戦後、ジェット機へと発展して音速を超えて、冷戦へと移っていきます。
アメリカのF-86F、ソ連のMig-15が登場して開発競争になります。

ベトナム戦争が始まり、警察予備隊→保安隊→自衛隊へと変わり、
現在に至るまでの、とても理解し易い内容の資料映像です。

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館内には、悲しい歴史である、人間ロケット「櫻花(おうか)」を展示。
切断されて展示していて、構造や搭載爆薬の位置や大きさも分かりました。
1971年に切断展示され、日本では入間基地でしか見られません。

当時、陸軍航空士官学校だった頃に、昭和天皇が休憩する部屋「便殿の間」
の入り口扉の実物も展示されていました。

画像の窓は、当時の建物の物で、便殿の間の扉と窓だけ保管されています。
保管庫に窓は置いてあります。

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1996年には、千葉県 八千代市の田んぼから「二式複座戦闘機」が発見されます。
B-29に特攻して撃墜しますが、共に墜落して、そのまま埋まっていました。

発掘した残骸もバラバラの状態ですが、展示してあります。
軽量化され、薄い金属板でしたので、ブリキの様に薄い素材だった事がわかります。

資料館1階には、地対空誘導弾ナイキアジャックやVADSⅡが展示。
航空自衛隊創成期からの資料が多数あります。

画像の階段は、保管庫に何気なくありますが、
実は天皇陛下が入間基地で、C-1輸送機に搭乗する際に使用された物なんですって。
普通に登る事ができたので、言われるまで凄さに気が付きません。

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保管庫には他に、T-33A練習機の「アリソン  J-33-A-35エンジン」
が固定されて展示されていました。

記念館内にも、ゼロ戦の「栄11・12式エンジン」など戦前の物から、
F-86のJ47-GE27エンジン、T-4のE-3-IHI30エンジンなど戦後のものまで。

F-86D・F-104の射出座席もありました。

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この歴史的貴重な保管航空機は「アンリ・ファルマン」です。
1910年型で、徳川好彦大尉・日野熊蔵により飛行された復元機です。

1945年に、米軍に接収されてライトパターソン空軍博物館に収蔵されていました。
1960年に、日米修交100年で返還され、横田基地で組み立て・展示。

2008年までは、神田の秋葉原にあった交通博物館に展示されていました。

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本体は復元機ですが、プロペラとエンジン周辺機材は、
当時の物がそのまま搭載されています。

2015年には、アンリ・ファルマンの孫にあたる、
ピエール・ファルマン氏が修武台に来館して、本機の設計図を寄贈しました。

その時の、設計図と記念写真が館内には展示されていました。
時を越えて出会えた、とても良い話です。

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昔から、航空自衛隊を見てきた方々には懐かしい機体だと思います。
「V-107救難機バートル」の最終飛行機です。

展示保管される場合は、エンジンやの搭載装備は外されるのですが、
この機体は、エンジンなどそのままでの保管のため、整備すれば飛行できます。

しかし、退役した機体なので、段々と整備できる人材が減っているとの事です。
数年したら、整備技術や知識を持つ隊員はいなくなるでしょう。

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ローターブレードは外されていますが、隣に保管されています。
なので、飛べます。 何かの記念に飛行して下さい。

隣に見えるのは、もう1機の展示機です。

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「F-1支援戦闘機」の初号機です。
こちらも、最終飛行後、武装・エンジンなどそのまま保管しています。

F-2が配備される以前の支援戦闘機なので、
火力演習時に、F-1による対地攻撃を見た方もいるでしょう。

保管庫内は以上ですが、記念館内は実に多くの展示資料があります。

募集応募以外では基本的に見られませんが、
10人以上の団体の場合に、入間基地広報へ問い合わせると見学できるとの事です。
<入間基地 修武台記念館見学詳細>

自衛隊基地・駐屯地の歴史資料に触れて、
戦争を起こした事実と、これからの国防について考える時があっても良いと思います。




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平成28年度自衛隊記念日観閲式(予行)の応募はしました?

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毎年、このくらいの次期になると、自衛隊記念日行事が様々行われます。

航空自衛隊の基地4箇所による航空機体験搭乗や、
日本武道館で行われる「自衛隊音楽まつり」もその一つです。
<自衛隊音楽まつり応募ページはこちら>

音楽まつり応募は、サイトから10月2日(日)までなので、忘れずに!

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自衛隊記念日は追悼式など、自衛隊関係者のみの行事もありますが、
内閣総理大臣来場で一般も見学できるものがあります。

それが、陸海空自衛隊がそれぞれ3年毎に受け持つ「観閲式」です。
昨年は、海上なので「観艦式」でした。

そして、今年は陸上自衛隊による「中央観閲式」が実施されます。

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陸上自衛隊広報センター/りっくんランドのある、
朝霞駐屯地隣接の朝霞訓練場を会場として行います。

本番は、10月23日(日)に実施されますが、
総合火力演習同様に「予行」も実施され、そちらの一般応募があります。

会場への入場は他の一般参加イベントとは異なる厳戒警備で、
持ち物検査はもちろん、ペットボトルや缶などでの飲料持ち込みも禁止です。
入り口で、紙コップに移されて携帯がとても難儀します。

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それも、自衛隊の最高指揮官「内閣総理大臣」と「防衛大臣」が来ますからね。
予行時も、同様の警備状況に近い感じです。

本番では、一時的に隣接道路が警視庁により封鎖もされます。
この厳格な「観閲式・栄誉礼」は緊張感があります。

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ニュースなどで見る機会もある、国賓などを迎える「特別儀仗隊」により、
内閣総理大臣への栄誉礼が執り行われます。

駐屯地創立記念の記念式典で行われる、駐屯地司令への栄誉礼は簡易的な内容です。

第302保安警務中隊と呼ばれる、市ヶ谷所属の選ばれた隊員達で構成されます。

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創立記念同様に執行者、観閲式での総理大臣が「巡閲」します。

創立記念での執行者は自衛官である司令なので、部隊へ敬礼します。

自衛官ではない総理や大臣は、右胸に手(帽子)を添えて
「君達に我々の命を守る事を任せます」で巡閲します。

テレビで訓示などの際も、大臣などはこうしています。

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観閲式の観閲行進では、まず「徒歩部隊による行進」で始まります。

陸海空自衛隊音楽隊合同部隊が先頭で進み、
学生・生徒部隊、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊、女性自衛官と続きます。

やっぱり、普通科部隊はかっこういいです。

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続いて、「観閲飛行」です。

陸海空自衛隊の主力航空機が編隊飛行を行います。

航空自衛隊のF-15戦闘機も編隊で迫力がありますが、
海上の救難飛行艇US-1・2による観閲飛行は見られると嬉しいです。

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陸上自衛隊の観閲行進はやはり、「車両行進」で締めます。

様々な最新装備が小隊行進を行い、
74・90・10式戦車がそろって行進する姿は、やっぱり凄いです。

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これは火力演習で優れた性能を見せてくれる、「高性能高感度カメラ」
通称「千里眼」も、車載式が行進します。

珍しいレーダー装置や無人機も車載されて行進します。

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記念式典・観閲行進後には、自衛隊や米軍などが「音楽演奏」をします。

太鼓演奏やドリル演技、その昔は大砲を使った演奏もしました。
その年によって、演奏してくれる部隊も違うので楽しみです。

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会場では、「装備品展示」が展示会場で行われています。
これから配備される装備や、米軍車両も見られたりします。

今年度は、機動戦闘車や陸自のAAV-7が来る事を望みます。
<平成28年度 自衛隊記念日観閲式応募ページ>

観閲式応募はサイトからのみで、9月25日(日)21時までです。



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2016年9月17~19日のイベント|横田友好祭・りっくんランド

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2016年9月17(土)~19日(月祝)開催の、自衛隊・在日米軍のイベントです。

この期間には、幕張メッセで「東京ゲームショー2016」も行われています。

まず、9月17・18日(土・日)には、東京都 福生市所在の、
在日米空軍 横田基地で「横田基地 日米友好祭2016」が行われます。

<横田基地 友好祭2016特設ページ>

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両日共に、9:00~21:00で、入門は20:00までです。

在日米軍機、陸海空自衛隊機が地上展示されます。

予定では、MC-130J・HH-60・F-16・A-10・F-15・C-17・P-8・E-3・MH-60R
KC-135・C-130H・UH-1N・C-12J、などの米軍機が展示されます。

対地攻撃機の、A-10AサンダーボルトⅡが私のお気に入りです。

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自衛隊機は、C-130H・KC-767・T-400・U-4・CH-47J・F-2・F-15・RF-4
T-4・UH-60J・AH-1S・CH-47・UH-1、が予定されています。

F-15やF-2などの戦闘機も良いですが、大型のKC-767も迫力があります。
RF-4ファントムは、青色の洋上迷彩機が飛来している様です。

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2014年頃から、MV-22オスプレイも展示されていました。

今年は、展示予定には無いので、横田では見られないかもしれません。

機内見学の来場者で、長い列ができていました。

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地上展示以外にも、米空軍のC-130輸送機による飛行展示も予定されています。

両日共に、飛行が行われますが、飛行時間等は会場で確認との事。

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飛行展示ですが、空挺降下も行われると思われます。

昨年も空挺傘により、多数の兵士が降下する姿が見られました。
C-130の着陸する様子も、見逃さない様にして下さい。

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軍用犬の訓練展示も実施されます。
軍用犬と共に、M4カービンを携行した兵士が、
侵入者を取り押さえる様子などもみられると思います。

隣接する、航空自衛隊 横田基地からも、PAC-3やLAVが展示。

高等工科学校ドリル演技や航空中央音楽隊演奏会も実施されるので、
航空自衛隊エリアもイベントが沢山あります。
<航空自衛隊 横田基地サイトはこちら>

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横田基地 友好祭明けは、9月19日(月・祝)敬老の日です。

この日には、東京都 練馬区所在の、
陸上自衛隊 広報センター りっくんランド「高機動車 体験搭乗」が行われます。

雨の予報もありますが、余程の荒天でない限り、実施されます。

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開館前から、かなりの人数が列ばれるので、早い便に乗られたい場合は、
10時前から行かれる事をお勧めします。

受付は開館と同じ10時で、先着170名になり次第終了となります。

乗車開始は10時30分です。
前回の軽装甲機動車が最大3名だったのに比べ、6~8名同時に搭乗できるので、
順番が周って来るのも早いです。
<りっくんランドサイトはこちら>

3連休が取れる方は、それぞれに行ってみても良いではないでしょうか。




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