
晴天に恵まれた、2017年4月16日(日)に
「陸上自衛隊 板妻駐屯地 創立55周年記念行事」が行われました。
静岡県 御殿場市に所在する板妻駐屯地は、
第34普通科連隊や第3陸曹教育隊などの普通科部隊中心の駐屯地です。
この日は、まだ雪が山頂に積もっている富士山も綺麗に見えました。

8時30分開門でしたが、私は御殿場駅からバスだったので、
8時50分頃に到着いたしました。
入り口で持ち物検査を行った後に入門。
午後のステージイベントで隊員の方も、
「坂道の多い駐屯地」と言う通り、正門から下り坂が続きます。
と言うことは、疲れてくる帰りは上り坂という事ですよ。

この画像の左には、式典を行うグラウンドが広がっています。
その横に、また長い下り坂があるのですが、
ここがとても美しい「サクラロード」になっていました。
駐屯地内のサクラは全て綺麗でしたが、
連なって咲いている姿はなんとも言えない感動があります。

静岡の駐屯地なので、静岡地方協力本部、通称・静岡地本も来ています。
午前中はパネルでしか見当たりませんでしたが、
午後に「しずぽん」本体に会うことができました。
みかんボディー、お茶っ葉アーム、黒はんぺんレッグ。
そんな地本キャラを、どうぞよろしくお願いします。

9時45分頃から式典会場に部隊が入場して来ます。
最初に音楽隊が演奏と共に入場されるのですが、
今回は朝霞から「第1音楽隊」が来場しての演奏です。
それも音楽隊制服ではなく迷彩服です。
富士学校音楽隊とか、近く部隊ではないのだなと思いました。

式典会場奥にも多数のサクラが植樹されています。
音楽隊もそうですが、観閲部隊とサクラが合わさっていい感じです。
板妻の「第34普通科連隊」は、約1800名で構成されています。
こちらの「市街地戦闘装備」の隊員達、とてもカッコイイです。
前列で89式5.56mm小銃を構えている方々は、
式典で執行者などが敬礼したり、休めなどを出されても動きません。
警戒監視を徹底した緊張感が伝わります。

第34普通科連隊の中で、白い隊旗を掲げる部隊。
彼らは今年度から連隊に配属になった隊員達です。
これから厳しい訓練を重ねて、レンジャーなどにもなっていくのでしょう。
日本の未来を支えるために、頑張って下さい。

式典が進み、執行者である「駐屯地司令」の巡閲。
各部隊へ敬礼を行って確認していきます。
駐屯地司令の後続には同じく、
1/2tトラックに「静岡県知事」も搭乗しています。

まずは駐屯地司令の祝辞です。
近隣諸国の安全保障や、北朝鮮の問題などの述べられておりました。
続いて、静岡県知事の祝辞でしたが、なんとも興奮した感じでした。
昨年、34連隊がいち早く、熊本地震へ災害派遣へ向かった事や、
板妻の部隊に期待しているなどを、"とてもとっても"熱く語っていました。
最後に衆議院の議員さんが祝辞を行いましたが、
静岡県知事の迫力に押されてしまった感が強かったです。

祝電や感謝状紹介後に、「観閲行進」の準備を開始。
観閲行進開始前に、「空挺降下」が実施されます。
実は、板妻駐屯地での空挺降下は"初めて"だそうです。
確かに、私も板妻に何度か足を運びましたが、無かったかなと。
売店エリアには、第1空挺団のブースもありました。

UH-1Jからスカイダイビングの様に、自由降下しました。
習志野の自衛隊唯一の空挺部隊「第1空挺団」3名による降下です。
展開された自由降下傘を巧みに操り、式典会場へ近づいて行きます。

青空なので、空挺降下もとても栄えて見えます。
太陽がいる辺りから降下したため、非常にまぶしいヽ(+_+)/
航空祭などで航空自衛隊の輸送機から降下して、
直ぐにパラシュートが展開する場合は、空挺傘を使用しています。

1名ずつ地上へ降り立ちます。
着地の衝撃は、自身の体重の何倍もの衝撃を受けます。
それをいかに和らげて降りるかが、安全に成功するためには必用です。
降りた後も、風にあおられるなどして気が抜けません。

無事、3名とも地上へ到達しました。
空挺降下終了の報告を、式台上の駐屯地司令へ報告。
司令も返礼で了解の旨を伝え、空挺降下が終了。
会場の来場者から、多くの拍手をもらって退場していきました。
この後に観閲行進が開始されます。
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