
陸上自衛隊 広報センター・りっくんランドは、入り口やエントランスから
サンタひよこ隊長や雪の結晶で、クリスマスの装い変わっています。
隊員の方々の手作りで、親しみと温かさを感じます。

りっくんランド館内も所々、クリスマス装飾が施されています。
広報センター入り口外の掲示板には、これから行われるイベント告知があります。
今回、来館したのは企画展の「自衛隊と映画展」を見学します。

りっくんランド2階には、資料閲覧や学習を行う研修室があります。
期間限定の企画展なども行われる場所で、
自衛隊とオリンピックなども行われた事もあります。
研修室手前の机では、ツアーなどの人数限定企画の募集用紙を記入できます。

研修室に入ると、奥の壁側で「自衛隊と映画展」の展示があります。
2016年11月26日(土)~12月25日(日)までの期間で開催されています。
自衛隊が映画製作に関わる規定や、
協力により製作された映画一覧がパネルで展示されています。
ガラスケース内では、映画で使用された実物などがあります。

「自衛隊による映画協力の根拠」として、
自衛隊の広報活動に効果があるのかを、規定した内容が記載されています。
広報活動は映画だけでなく、テレビや新聞などの報道機関への取材協力や、
町のお祭りなどへの協力や、駐屯地施設見学も含まれます。

映画製作などの要請に協力する実施担当官は、陸上自衛隊では
方面総監・師団長・旅団長・中央即応集団司令官・研究本部長が当たります。
担当官が要請を受けて、自衛隊への広報活動として効果があり、
訓練や業務に支障が無いと判断された場合に、防衛大臣の承認を得て行われます。

その判断基準として、防衛省以外に協力できない内容(戦車や戦闘機の使用など)
である事や、教育訓練を兼ねて実施できるかに限られます。
漠然と判断するのも難しいので、「映画協力格付け表」で規定があります。
A・B・C、とランク付けされ、広報に有意義となるA判定、B判定の場合協力します。

協力する際にも、その教育訓練などに、支障が生じない範囲でないとダメです。
協力内容として、訓練の取材、施設や物品の使用、技術指導、防衛省製作映像使用
になっていて、防衛機密保全も十分に行わなければいけません。
協力映画一覧でも、1964年製作の映画から多くの協力されています。

2016年12月時点で、最も新しい映画協力は「シンゴジラ」ですね。
予告などの紹介映像やポスター、撮影風景なども展示されています。
自衛官募集ポスターとしても、シンゴジラが使われているものも製作されています。

シンゴジラ以外の、今まで公開された映画DVDも一部展示されています。
私も知らなかった映画や、見た事があるものまで様々です。
DVD展示の上段には、映画で使われた実物もありました。

机上表札隣には、菅野美穂さん主演で2000年公開の映画で使われた、
貴重な名札の実物も見られました。
DVDパッケージでは、初々しい菅野さんの姿がありました。

隊員の方により製作された、シンゴジラのミニチュアも展示されています。
戦車小さいなと感じると思いますが、
100mを越えるシンゴジラと比べると、比率はこの様になります。

ゴジラを防衛ラインで食い止める、ヤシオリ作戦が思い出されます。
シンゴジラを見た方も、見てない方も雰囲気を味わって下さい。
奥の映像に映るゴジラの咆哮と合っています。

りっくんランドへ来館した際には、2階研修室へ足を運んでみて下さい。
研修室だけでなく、気付かない内に展示が変わったり、増えていたりもします。

屋外展示の、無人観測システムFFOSも観閲式に出張していましたが、
定位置の展示台へ帰って来ています。
夕方や少し暗くなったりっくんランドも、ライトアップで装備品も雰囲気が変わります。
週末など、お時間がある時などに行ってみて下さい。
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