
2016年10月23日(日)に、朝霞駐屯地隣接の朝霞訓練場で、
「平成28年度 自衛隊記念日 観閲式」が行われます。
実施までの期間には、部隊での予行が何度となく行われています。
10月13日(木)には、国民に観閲式の概要を理解してもらう意味も込め、
一般観覧のできる公開訓練が行われました。

数日前から、近隣の朝霞市・和光市・新座市で入場券の配布が行われました。
一般公開と言っても、入場券が無いと入れません。
本番では、総理大臣も来られるので、
持ち物検査や液体の持ち込みに、非常に厳しい警戒体勢が取られています。
今回の「方面統一訓練」では、観覧席の色指定はありませんが、
16日(日)の総合予行と、23日(日)観閲式本番では、
観覧席の券による指定があります。

市による配布で貰える入場券は「緑券」が一般的で、
画像の辺りの観閲台からとても遠い席です。
観閲行進に参加する車両が待機していて、行進前に良く見える席でもあります。
16日などに行かれる方は席を離れる場合に、
入場券の半券は必ず携帯して下さい。
戻れなくなる場合がありますので、ご注意下さい。

7時開門でしたが、時間前から多くの方々がすでに列ばれていました。
席確保のため、遅くても9時には入門していた方がいいです。
9時30分頃から、観閲部隊が続々と入場して来ます。
防衛大学校、防衛医科大学校、高等工科学校と、
観閲行進を行う順番で続々と入場します。

陸上自衛隊の普通科部隊、空挺部隊、海上自衛隊部隊、航空自衛隊部隊、
女性自衛官部隊と、総勢3000名以上が整列します。
観閲行進も整った行進で素晴らしいですが、
会場に入ってくる様子も見て頂きたいです。

そして、最後に入場してくるのが、陸海空自衛隊混成音楽隊です。
三自衛隊の精鋭音楽隊がそろって行進します。
演奏しながら行進する、プロのマーチングバンドが、
この人数で見られるのも、観閲式の醍醐味です。

全観閲部隊が入場して整列しました。
そこへ、観閲部隊指揮官である、陸将補が車両で入場。
指揮官へ栄誉礼が行われ、観閲部隊が演奏と共に栄誉礼をします。
「栄誉礼冠譜 及び 祖国」が演奏され、この時は2回行います。

続いて、国旗が陸海空の6名の隊員により入場。
演習用国旗入場と放送ありましたので、本番とは異なる物を使用しています。
国旗を持つ隊員以外は、小銃を携行しています。

続いて、観閲式執行者が入場。
実際は、陸将が務めるのですが、訓練という事もあり、代理で行われます。
執行者へ、演奏と共に栄誉礼が行われます。
「栄誉礼冠譜 及び 祖国」は3回行います。

ここからは、創立記念行事で行われる、
駐屯地司令への簡易栄誉礼とは異なります。
特別儀仗隊が、中央音楽隊ラッパ吹奏の先導で入場して来ます。
特別儀仗隊は、第302保安警務中隊という、
総理大臣や国賓を迎えるための儀仗部隊です。

特別儀仗隊の迎える準備が整うと、
会場奥から物々しい警備で車両が入場して来ます。
この時実際には、観閲官である、内閣総理大臣が5つ星の車両に乗車して来ます。

観閲官(総理大臣)が観閲台に立つと、儀仗隊が捧げ銃をします。
画像に見える部隊が右方向に、あと2小隊います。
中央音楽隊がラッパ吹奏をして、栄誉礼が行われます。
「栄誉礼冠譜 及び 祖国」は4回です。

栄誉礼後に、観閲官は観閲台へ登壇します。
先程、入場し来てた国旗とは別に、国旗掲揚も国歌吹奏と共に実施。
来場者も含めて起立し、国旗に注目します。

観閲部隊が一同に、国旗へ敬礼する姿も凄いです。
観閲台方向から見られると、観閲台方向へ注目している様子が分かります。

創立記念行事でも行われる「巡閲」の実施です。
黒塗りオープンカーに乗車した観閲官(総理大臣)に、
部隊の士気を見て頂きます。
巡閲では「巡閲の譜」を演奏しながら、部隊前を進みます。
これらの観閲式で使われている音楽は「サウンドギャラリー」で聴けます。
<陸上自衛隊サウンドギャラリーはこちら>

巡閲後に、観閲台で観閲官の「祝辞」が行われます。
方面統一訓連では、総務部室長が観閲式の概要を説明する内容でした。
本場では、総理大臣が実際に行います。

この後、観閲行進のため、部隊が観閲行進準備に移ります。
徒歩部隊と車両部隊が行進開始位置へ移動していきます。
この時はまだ、総理大臣は観閲台にいて、行進を見守っています。
行進後に、再度、栄誉礼を行って総理大臣が退場されます。
観閲式の流れはこの様な感じです。
観閲行進や観閲飛行は、次で紹介します。
陸上自衛隊応援サイト
「陸自調査団」
Twitter「陸自調査団」分署
サイディング塗り替え、修理、リフォームは
「リフォームにゃんぷ~さん」