20160727summerF_01

2016年7月23・24日(土・日)に、陸上自衛隊広報センターで、
夏の恒例イベント「サマーフェア」が開催されました。

屋外展示の装備品も、再塗装されて一段と綺麗になっています。

装備品前を、東部方面隊の、あずま君が歩いています。

20160727summerF_03

今回は、山梨県の北富士駐屯地から「155mm榴弾砲 FH-70」が、
装備品展示のために来ています。

自走形態から射撃形態への展開展示も行われます。

この、自走形態での展示は珍しいです。
創立記念行事でも、訓練展示時に自走で離脱する様子はありますが、
この状態で展示される事はレアです。

20160727summerF_06

野外炊具での体験喫食や、FH-70の砲弾などの展示もありましたが、
今回は、「FH-70の射撃状態への展開展示」を紹介します。

第1特科隊の隊員の方々、5名による展示です。

20160727summerF_07

1名が指揮者のため、実際には展開は4名で行いました。

通常は、8名により運用されるFH-70なので、少人数での実施です。

まず、指揮者の指示により、各隊員が火砲の周囲に配置着きます。

20160727summerF_08

走行時に火砲を汚れから防ぐ、泥除けを下げます。

20160727summerF_09

別の隊員がFH-70の砲脚部に乗ります。

砲身を固定している固定具を外します。

20160727summerF_10

射撃態勢にするために、FH-70を油圧で姿勢を上げます。

補助動力を作動させて、動作を行います。

20160727summerF_11

走行のために、後方に向けられていた砲身を前方へ動かします。

この転換は、ロープを砲身へ掛けて、人力で動かします。

2名で前後を固定して、180度回転させます。

20160727summerF_12

パノラマ眼鏡部の席に座る隊員が、下方を見ながら何かしています。

20160727summerF_13

FH-70中央下部に見える丸い台。

20160727summerF_14

下方を見ながら調整していた隊員は、
この箇所を下げるために行っていました。

地面に接している部分により、
火砲自体を左右へ安定して転回させるための機構です。

20160727summerF_15

たたまれている砲脚部を左右へ広げます。

ロックを解除して、2名がそれぞれ押し広げていきます。

20160727summerF_16

砲脚が、火砲の射撃時の衝撃を後方で支える様に広がりました。

砲脚下部にはまだ、車輪が接地しています。

20160727summerF_17

砲脚下部の車輪を、油圧により上方へ上げていきます。

20160727summerF_18

車輪が上がり、砲脚ブレードが接地しました。

地面に食い込ませる様にして、射撃の衝撃を地面で受け止めます。

20160727summerF_19

155mm榴弾砲FH-70が、射撃状態へ展開されました。

5~10分以内で展開させられる、迅速な行動です。

通常よりも少ない人数でも、迅速な展開が行われました。
これも、日頃の訓練の積み重ねです。

展開展示は以上ですが、他にもイベントは様々行われました。
次回に、紹介いたします。


陸上自衛隊応援サイト

「陸自調査団」




Twitter「陸自調査団」分署



サイディング塗り替え、修理、リフォームは

「リフォームにゃんぷ~さん」