
2016年6月5日(日)に行われた、「大宮駐屯地 創立59周年記念行事」
式典後に、中央特殊武器防護隊による訓練展示が行われます。
昨年は、普通科部隊の訓練展示もありましたが、
本年は化学科部隊だけの実施でした。
会場に、化学剤監視装置(車載)が2両進入して来ました。

2両の化学剤監視装置に、挟まれた場所を監視エリアとして、
400mの間隔を監視範囲とします。

化学剤監視装置と共に、NBC警報器も設置されます。
これは、NBC(核・生物・化学)物質を検知すると警報を発して、
本部へ以上を伝える装置です。

NBC警報器は、複数台設置する事で、正確に詳細な監視ができます。
今回は2機設置していますが、通常は監視エリアを囲む様に、
多く設置して化学剤発生を監視します。

化学剤監視装置も進入後に、監視開始の準備を開始。
手動でハンドルを回して、荷台の装置を昇降します。
監視装置上部にカメラが搭載されています。

化学剤や放射性物質など、目に見えない物を空気中を浮遊します。
風の流れにより、目に見えない物質が移動します。
そんな物質を、赤外線などを用いて監視する事で、
危険が及ぶ方向やエリアを伝送するための装置です。

監視が開始され、間もなくして工作員が不特定物質を散布!
NBC警報器に反応があり、警報が鳴らされます。
以上を検知した本部は、物質特定を行う防護部隊を出動させます。

最初に、核・生物・化学物質への対処・防護能力を持つ、
NBC偵察車が2両、緊急走行で進入して来ました。
防護服着用の隊員も、高機動車で同じく進入しました。

NBC偵察車は到着後に、直ちに風向センサー、
化学剤検知装置などを起動させて検知を始めます。

高機動車の防護隊員も下車し、検知活動を開始します。
4名の隊員が降車して来ます。
続きは後編で。
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