
4月10日(日)に行われた、
「陸上自衛隊 吉井分屯地 創立61周年記念行事」のです。
第102不発弾処理隊による不発弾処理の模擬展示です。
実際に爆薬を使用して、信管を強制的に取り除きます。
それでは訓練展示開始です。

工事中に不発弾が発見されました。
朝霞駐屯地の「第102不発弾処理隊」に出動命令が出されました。
隊員を乗せた、73式小型トラックがサイレンを鳴らして到着。

車両から隊員が降り、隊長が各員に指示を出します。
計4名の隊員により、処理が行われます。
現在は車両内にもう一人います。

まずは、不発弾の種類の特定です。
どうやら、戦時中のアメリカ軍により投下された、
500kg爆弾だと判明しました。

爆発のスイッチとなる信管を取り外せば、危険が無くなります。
しかし長い間、地中に埋もれていたため、
信管は固着して簡単には外れません。
潤滑剤を付けて、少しずつ回し外すのではありません。
ロケットレンチと呼ばれる、
爆薬の力を利用して一気に取り外す方法で行います。

レンチ取り付けとは別に、
遠くから起爆するための導火線も用意しています。
リールから伸ばして、安全距離まで引いていきます。

ロケットレンチ取り付けを行っています。
取り付けを行う隊員と、隣で指示、確認を行う隊員。

まずは、信管に万力の様に挟み込んで土台を取り付けます。
大きなボルトで両側を挟み込んで、固定しているのが分かります。

導火線延長の隊員は、起爆スイッチへの接続を行っています。
スイッチを押すと、電気的に着火されて起爆する仕組みです。

強固なボックスから爆薬を取り出します。
それをロケットレンチへ組み込んでいきます。

ロケットレンチへ爆薬を組み込んいます。

爆薬組み込みが完了し、土台へ接続します。
起爆すると爆発と同時に、瞬間的に回転して信管を外します。
その際に、遠方へ飛んでいかない様にバンドで鉄柱と繋ぎます。

鉄柱に繋ぎ終えると、最後に導火線への接続を行います。
周りで確認のため、注目され続けるのは緊張するでしょう。

導火線と爆薬とのケーブルを繋ぎます。
被覆を剥がして、裸の部分を繋ぎ合わせます。
接続後には、絶縁のために赤いビニールテープで覆います。

最終確認を、接続した隊員ともう一人で行います。
隊長も確認を行って、接続完了となります。
この後、起爆して取り除きます。
続く!!
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