
以前にお知らせした10月11日(土)に行われた「防衛省 技術研究本部」
の組織内にある「陸上装備研究所」でのイベントです。
「陸上装備研究所 一般開放」が行われました。
神奈川県 相模原市に所在します。
場所的には住宅街の中に突然現れる研究所という感じです。

JR横浜線の「淵野辺駅」で降りて、徒歩で約15分位で到着します。
大通りから住宅街へ入るので、初めてだと分かり難いかもです。
正門入ってすぐの広場に各研究展示があります。
以前に「10式戦車の公開」が行われた広場ですね。

まず「遠隔操作システム」の展示についてです。
トヨタのランドクルーザーでしょうか、OD色に塗装された車両です。
一般車両に"多数のアンテナ"と"カメラ"それに
"レーザー測距装置"が搭載されています。
さらに遠隔操作に「CBRN(シーバーン)対応」であるという事。
「C:化学、B:生物、R:放射線、N:核」つまり
「VXガス等の化学兵器や炭疽菌等の生物兵器」それに
「核兵器」に対応できる装備です。
兵器だけではありませんが、テロに対してだとそうなります。

実際に無人ですが遠隔操作での走行展示も行われました。
"後退灯"が点灯しているのが分かると思います。
バックで人形を回避して走行しています。
そしてこの研究を元に開発されているのがこちらです。

ホームページに掲載されていたイメージだと
ここまで大型の物とは思っていませんでした。
「施設作業車」を遠隔操作できる様にしたみたいな装備品です。
全面に"ドーザーブレード"が付いています。

反対側には「ロボットアーム」もあります。
有人での操縦も可能です。
東日本大震災の原発災害で
早期に対応が難しかった事が教訓で開発が始まりました。
"衛星アンテナ"搭載で
「遠隔活動距離約20km」が目標とされています。
「活動時間も72時間」とされ、非常にタフなやつです。

こちらが「指揮統制室」です。
コンテナ式で外部に発電機が見えます。
最終モデルではありませんが、この様な感じの操作室です。
内部も見学出来ました。

多数のモニターとPCと操作機です。
PCのレースゲーム用のハンドルとペダルコントローラーな感じです。
こちらはハンドル式ですが、逆側にバイクのハンドル式のもあります。

いままでの研究装備品も展示はありました。
「軽装甲機動車」です。
ただ名標には「リモートウェポンステーションの研究試作」とあります。
さらに「日本製鉄所」製作で「小松製作所」ではありません。
2011年ですのでしらない研究開発がまだまだあります。

「10式戦車」も展示されています。
「試作4号車」とされていて、"ガンダム試作◯号機"みたいです。
分かる人には分かると思います。
配備されていますが、改良のための研究は続くでしょう。
頂いた資料に「戦車の重量」についてありました。
90式戦車よりも軽量ですが
「乗用車(カローラ)」の"33台分"と言われると・・・。
たしかに「ダイエットが必要かも」です。
3人乗りであると言われると、人員輸送用ではありませんが
効率的には燃費改良等が必要なのかなと。
次回はこの続きをお伝えします。
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