
防衛大臣が入場されて火力演習が開始されます。
まずは「前 段 演 習」です。
「遠 距 離 火 力」の紹介から始まります。
「特化火力」の実射による装備品の性能を見る事ができます。
"203mm自走榴弾砲"が侵入して来ました。

203mm自走榴弾砲は陸上自衛隊最大の火砲です。
アメリカ製の"M110A2"をライセンス生産している物です。
次に"99式自走155mm榴弾砲"です。
国産の自走式榴弾砲です。

別経路より"155mm榴弾砲 FH-70"も牽引により侵入しました。
各駐屯地創立記念祭でもお馴染みの榴弾砲です。
陸上自衛隊が最も多く所有する火砲です。
その横には"87式砲側弾薬車"が横付けされています。

各榴弾砲は侵入後より「射撃準備」を開始します。
やはり牽引式の"FH-70"が最も操作員や展開時間が掛かります。
203mm自走榴弾砲もFH-70ほどではありませんが
射撃までに準備が掛かります。

最新の自走榴弾砲である"99式自走155mm榴弾砲"は、最後に侵入
しましたが射撃開始までに掛かる時間は一番短いです。
侵入後から射撃開始に掛かる時間は"約1分"です。
非常に効率化されたシステムです。
"99式"は2両侵入して、1両は横向きでの射撃体勢で行います。

まずは"99式自走155mm榴弾砲"による射撃です。
榴弾砲2門による「同時弾着射撃」により目標地点へ射撃します。

2門の射撃で同時に目標地点へ"弾着"しました。
離れた地点ですが弾着時の爆裂音が聞こえます。
距離があるので弾着より音が遅れて聞こえます。

続いて"203mm自走榴弾砲"による射撃です。
空砲とは違い射撃時の発砲炎は基本的には起きません。

目標地点へ弾着しました。
99式自走155mm榴弾砲は通常弾でも"射程約30km"に対して
203mm自走榴弾砲は口径は大きいですが噴進弾を使用して"約30km"です。
開発されてから年数が経過して旧式化しているので仕方がない所です。

最後に"155mm榴弾砲 FH-70"の射撃です。
FH-70はこの会場より後方に多数の砲門が展開していて、そちらからも
射撃を行います。

多砲門により目標地点一帯に弾着しています。
後段演習でも多砲門による敵への射撃を行います。
圧倒的火力により敵の前進を妨害して戦力を減らしていきます。
次回にはこの続きで、空中で砲弾を破裂させる「曳火射撃」や多砲門により
描く「富士山」を掲載します。
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