
平成26年度富士総合火力演習の前段演習開始前に行われた「事前訓練」
の続きを紹介します。
本演習ではないので早足で紹介します。
戦車火力の後には「近距離火力」の訓練です。
"87式偵察警戒車"の射撃訓練ですが、本番も訓練も"25mm機関砲"は
射撃しませんでした。
同軸の"74式車載7.62mm機関銃"だけだったので少し迫力に欠けます。

同じタイミングで進入して来た"軽装甲機動車"です。
上部ハッチに"5.56mm機関銃MINIMI"が搭載されています。
射撃を行っている様子ですが、軽機関銃なので発砲炎もあんまり
分かりません。

軽装甲機動車と87式偵察警戒車の離脱後に"96式装輪装甲車"が進入
して来ました。
"12.7mm重機関銃M2"と"96式40mm自動擲弾銃"搭載の2種類です。
射撃の様子は又本番で紹介します。
こちらは射撃後の"薬莢回収"を行って数を数えている所です。
海外と違って自衛隊は薬莢の数を確認しないといけないのが大変です。

こちらは"96式40mm自動擲弾銃"搭載の車両です。
擲弾銃と言うと何かわかりづらいですが、擲弾は"投擲"の事で
放物線を描いて投げる物の事です。
手榴弾も投擲によって行う物で、それを機械的に飛ばす装置です。
海外で言う"グレネードランチャー"です。

車両の後部ハッチより武装した隊員が下車戦闘を行います。
しかし、本番では小銃の射撃を行いますが、事前訓練では下車して
位置に付き終わりです。

別動隊は"84mm無反動砲"を携行した隊員が射撃を行います。
手前の白煙辺りから射撃を行っています。
無反動砲なので後方への衝撃が凄いので、あの位置からとなります。
これは"対戦車榴弾"を発射した所です。

そしてこちらは敵の視界を妨害する"煙幕弾"です。
時間が経過してもなかなか煙幕は晴れません。

次に高機動車牽引の"120mm迫撃砲"です。
同時に1/2tトラック牽引で"81mm迫撃砲"も進入しています。
射撃は本番の時にお伝えします。

"対人狙撃銃"の射撃も展示されます。
500mm離れた位置の車両内にいる人物を狙撃します。
一発で命中させる辺りは流石日々の訓練によるものだと思います。

"89式装甲戦闘車"と"軽装甲機動車"です。
89式装甲戦闘車は以前は搭載の"79式耐舟艇対戦車誘導弾"の発射が
ありました。
今回は"35mm機関砲"のみとなっています。
隣の軽装甲機動車上部から"01式軽対戦車誘導弾"を構えた隊員が見えます。
しかし、本番まで射撃は行いません。

本番では一番最初に展示される「遠距離火力」の榴弾砲です。
こちらは"99式155mm自走榴弾砲"です。
実際の射撃時には3種類の榴弾砲が同時に射撃します。

最後に「ヘリ火力」が訓練して終わりとなりました。
"AH-64Dアパッチロングボウ"が"30mm機関砲"を射撃しました。
本番で沢山射撃を行います。
この時点だとまだ後方に富士山が確認できます。
段々と富士山へ雲が掛かってしまい見えなくなってしまいます。
次回は前段演習の内容を紹介していきたいと思います。
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