
下志津駐屯地創設59周年記念行事では数々の「高射特科」の装備品が
展示されました。
前回も紹介しましたが「11式短距離地対空誘導弾 11短SAM」です。
今回の目玉装備品です。 私はそう思っています。

前回は文章だけでしたが、こちらが”11短SAM”の「射撃統制装置」です。
発射機と共に行動をして運用します。
射撃装置2機に対して、射撃統制装置が1機必要なシステムです。

こちらはレーダー装置の装備品です。
「対空レーダー装置 JTPS-P25」という陸上自衛隊が保有する最新の
レーダーです。
イージス艦に搭載されている「フェーズドアレイレーダー」システムで、いわゆる
”回らないタイプのレーダー”です。
回転しませんが、全周囲において連続した対応が可能です。

「重装輪車」の後部に大きなレーダーシステムが搭載されています。
敵航空機の「3次元情報」を取得して、検出、類別、識別、追随が自動で
行われます。
誘導弾発射機に比べて、派手さはありませんが重要な装備品の一つです。

でも、一番”ミサイル”という感じが見たいと思ったらこれですね。
「地対空誘導弾 ホーク改」です。
最近の誘導弾は”弾体”が露出しない格納されたタイプが主流です。
いかにもという感じで、威圧感があります。

トラックで牽引されて、発射時には”ローダー”と呼ばれる車両に載せられて
発射機へ運んで搭載します。
アメリカとの防衛協定で使用するには”専門の資格”が必要となり、どの隊員
でも扱えるわけではありません。

こちらは「91式携帯地対空誘導弾 91携帯SAM」です。
以前は各国で使用されていた「スティンガー」を使用していましたが、後継と
して配備されている「個人携帯式の誘導弾発射機」です。
右全方の四角い板は敵機を識別するアンテナです。

訓練展示でも使用されていました。
こんな感じで型撃ち形の装備品です。
無防備になりますので、発射直前まで別の隊員が護衛しています。
前方に伏せている方が護衛の隊員です。
ヤラれているわけではありません。
また、次回対空火気の紹介をしたいと思います。
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