20140131kanetsu1

観閲行進も終盤に来ています。

高射特科に続き、「野戦特科部隊」が行進を開始します。

20140131kanetsu2

3t半トラックに牽引されているのは「155mm榴弾砲FH-70」です。

最新の自走榴弾砲が導入されても、野戦特科の主力はまだFH-70です。

20140131kanetsu3

牽引されていますが、補助動力で自走も可能です。

駐屯地祭でも見ることができます。

しかし、自走榴弾砲に比べれば操作人員や発射までの展開に時間が
かかります。

新しい防衛計画でも退役の対象になっていくのでしょう。

20140131kanetsu4

「88式地対艦誘導弾」です。

3t半トラックに8発の地対艦誘導弾発射ランチャーを搭載しています。

離島防衛や西部方面の不審船対策では、地上からの船舶に対する防衛
も重要です。

そのため昨年公開された「12式地対艦誘導弾」へ順次更新がされていく
事でしょう。

20140131kanetsu5

続いては「多連装ロケットシステムMLRS」です。

日本には必要ないとの意見の方もいるでしょうが、世界各国で使用されて
いるロケット弾発射機です。

6発入のコンテナを左右に装備し、12発のロケット弾を搭載します。

最大射程は、約30kmあります。

さすがに日本国内では実射を見ることはできません。

20140131kanetsu6

あの、勇ましい姿は最新の自走榴弾砲達です。

砲身がとても長いです。

20140131kanetsu7

「99式自走155mm榴弾砲」です。

国産の自走榴弾砲で、最大射程は30kmあります。

アメリカとヨーロッパ両方の規格の砲弾が使用できます。

1分間に約6発の射撃が可能です。

20140131kanetsu8

最後の行進は「戦車部隊」です。

時代が進んでも陸上自衛隊の主力は戦車であり続けて欲しいです。

20140131kanetsu9

戦車部隊の最初は最新の装備です。

「10式戦車」です。

装甲にも交換可能な"モジュール装甲"を使用したり、"C4I"と呼ばれる
ネットワークシステムによる情報の共有能力です。

火力が強くても情報戦で負ければ、戦いは敗れたも同然です。

20140131kanetsu10

次は「74式戦車」です。

見た目にも古さを感じる形状です。

他の戦車が全溶接構造であるのに対して、74式戦車の砲塔は"鋳造構造"
でできています。

昔の戦車の主流でしたが、現在見ると戦争映画に出てくる戦車の印象です。

新防衛網で削減される戦車の数ですが、真っ先に候補に上がりそうですね。

20140131kanetsu11

最後が「90式戦車」です。

なんでこういう順番での行進かは謎です。

第3世代戦車で登場しましたが、あまりの重量に公道は走行できなく、
主に北海道での配備に留まります。

新防衛網でいう冷戦後の防衛計画というのでは、74式戦車よりもこちらの
方が削減対象かも知れません。

20140131kanetsu12

そんな感じで車輌部隊の行進が終了しました。

戦車のバックにうっすら"富士山"が見えます。

この後、閉式して観閲式は終了です。

装備品展示も色々ありましたので、日を改めてお伝えします。


陸上自衛隊応援サイト

「陸自調査団」



外壁塗装、サイディング、リフォームは

”家のMODプロデューサー”